花の木シェルターからの
保護猫の譲渡数

花の木シェルターが係わった「多頭飼育崩壊」
◆「多頭飼育崩壊」とは?
猫のオスとメスを一緒に飼育していた人が、適切な時期に不妊手術を受けさせなかったため、猫が出産して数が増えすぎてしまい、飼育不可能になったり、近隣住民の苦情により、強制退去せざるをえない状況のことです。
飼育崩壊の現場では、一軒に平均50頭以上の猫が過密飼育されており、猫たちは不衛生な環境下で年に複数回出産(死産含む)し、近親交配による身体の異常や栄養失調、ストレスによる共食いなど、悲惨な状況に置かれます。
2018年、花の木シェルターはこの「多頭飼育崩壊」のケースに係わりました。その猫たちを救うことを目的として現在の「花の木シェルター弐号館」が設立され、本当に多くの皆様のお力添えによって、猫たちは殺処分されることなく「花の木シェルター弐号館」に無事保護することが出来ました。誠にありがとうございました。
また、花の木シェルターでは、2020年12月にも名古屋市および北名古屋市で発生した多頭飼育崩壊の支援を行いました。こちらについてはブログに掲載しておりますので、どうぞご覧ください。→ 54頭を多頭飼育崩壊から救出


◆「多頭飼育崩壊」を防ぐには?
早期に発見し、猫に不妊手術を施すことが大切です。
そうすれば、最小限の費用で繁殖を食い止めることができます。
◆「多頭飼育崩壊」はなぜ防げなかったのか?
元の飼い主は「どこに相談すればいいか分からなかった」と言います。
『行政機関に相談すると殺処分になる』と思い込んでいるケースもありますが、相談だけでは殺処分にはなりません。多頭飼育で困ったら、まずは行政機関に相談してみましょう。
行政機関の相談先
●名古屋市内: 名古屋市動物愛護センター
●愛知県内(名古屋市外): 動物保護管理センターの各支所
※当花の木シェルターでもご相談に応じます。