みほりが虹の橋に行きました。

最終更新: 10月10日

2020年10月7日(水)


今日は、本当に悲しいお知らせです。

個人の方からの引取りで花の木シェルターにやってきて、先日ご紹介したばかりの「みほり」が、猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症し、命を落としました。

猫伝染性腹膜炎(FIP)は「猫コロナウイルス」が原因となって起こる病気です。

この猫コロナウイルスは屋内外のあらゆる場所に潜んでいるため、ほとんどの猫が一度はこのウイルスにさらされているといっても過言ではなく、健康な猫も多くが猫コロナウイルス抗体陽性を示すそうです。また、一度は陽性になっても、陰転する(ウイルスが検出されなくなる)こともよくあり、感染猫のうち、FIPを発症するのは9頭に1頭(約12%)だそうです。

現在のところ、猫コロナウイルスに長期感染した猫がストレスを受けると、3~6週間後にFIPを発症することが多いため、通常は胃腸炎などを引き起こす致死性の低い「猫腸コロナウイルス(FECV)」が、ストレスが引き金となって致死性の高い「猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)」に変異することが原因という説が有力です。ただ、一体、いつの時点の、どのストレスが原因になったかを特定するのは大変難しいと思われます。


また、FIPを発症する猫の約7割が1歳齢未満であることから、猫の年齢も発症の主要因とされていますし、FIPは、保護猫、ペットショップの猫、家猫、雑種、純血種などの環境や出自にかかわりなく、一般的にみられる疾患です。FIPは、いつ、どこから、どんな施設やお宅に迎えられたとしても発症の可能性のある怖い病気といえます。

そして、残念ながら現在のところ有効な治療法が確立されていないため、「みほり」のように、発症すると数日~数週間で亡くなってしまうことも少なくありません。

「みほり」が今は虹の橋のたもとで楽しく走り回っていること、そして、一日も早くFIPの治療法や予防法が確立し、元気で可愛い猫が突然命を落とすことがなくなるよう祈るばかりです。

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