子猫の目が癒着・萎縮するのは、なぜ?
- 琴森 美香子
- 6月19日
- 読了時間: 2分
更新日:3 日前
🐱保護されたばかりの子猫に出会ったとき、まず確認するのは「目の状態」です。
目やにで目がふさがっている子、目は開いているものの、白濁している子、さらには、目の大きさが、通常より一回り小さく見える子もいます。
目が開かなかったり、白く濁って見える場合の多くは、瞬膜(まぶたの内側の膜)同士が癒着しているケースです。これは、瞬膜切除の手術によって改善する場合もあります。 しかし、目が小さく見える子は、「眼球萎縮(がんきゅういしゅく)」と呼ばれる状態で、眼球👁️そのものが小さく変形してしまっていることが多いです。
🦠 なぜ萎縮するの?
子猫の眼球が萎縮する原因で、特に多いのが「🦠ウイルス感染」です。
たとえば、💧猫ヘルペスウイルス(FHV)や🩹クラミジアが引き起こす強い結膜炎や角膜炎。これらが適切に治療されなかった場合や、重症化してしまったとき、眼球に深刻なダメージを残すことがあります。
その他にも、外傷や先天的な形成異常など、原因はさまざまですが、共通しているのは、その見た目が、人の目には「かわいそう😿」に映ってしまうこと。
でも、本当に「かわいそう😿」なのは、見た目ではなく、理解されにくいことかもしれません。
👀 目が萎縮しても、日常生活に支障なし!
たとえ片方の目が萎縮しても、もう片方が見えていれば、子猫たちは普通に🎾走って、遊んで、ジャンプだってできます!
我が家で以前暮らしていた猫は、両方の眼球が委縮し、光もまったく感じない完全な盲目🌑でした。でも、猫にはすぐれた👂耳と、🐾足の裏というセンサーがあるので、呼べば、いつでも声の方向にまっすぐ駆け寄って来ていました!
猫にとって「目の萎縮」は、人が思うほどの“ハンデ”ではないのです。

🏡 この子たちも家族を待っています💕
しかし、こうした子たちは、見た目だけで譲渡のチャンスを逃してしまうことが多くあります。性格がよく、人に懐いている子であっても、です。
しかし、たとえ目に傷があっても、白く濁っていても、萎縮していても、それはその子が病気という不運に打ち勝ち、命をつないだ「証」なのです。
そう考えると、ちょっと勇気をもらった気がしませんか?
小さく、勇敢な命が、あなたの人生の中でかけがえのない存在となり、共に生きる“家族”になることを、心から願っています。
2026年6月19日
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