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なぜ、サビ猫はほとんどメスなの?毛色のヒミツ!

  • 執筆者の写真: 琴森 美香子
    琴森 美香子
  • 6月7日
  • 読了時間: 2分

「このサビ猫ちゃん、また女の子なんですね!」「あれ?サビ猫って、男の子いないの?」保護猫活動をしていると、よくこんな質問をいただきます。

保護猫カフェ Chaton(シャトン)の「ミラ」ちゃん
保護猫カフェ Chaton(シャトン)の「ミラ」ちゃん

実は、サビ柄(黒とオレンジが混ざったまだら模様)の猫は、ほとんどがメスなのです。それには、ちょっとした「生物学の法則」が関係しています。


🧬 毛色は性別とセットで決まる?


猫の毛色を決める遺伝子のひとつに、「オレンジ色」をつかさどる遺伝子があります。この遺伝子は、「X染色体」という、性別を決める染色体の上にのっています。


  • オス猫(XY):X染色体を1本だけ持っている → オレンジか黒のどちらか1色だけになる

  • メス猫(XX):X染色体を2本持っている → 両方に異なる情報があると、オレンジと黒の2色になる!


つまり、サビ猫のように「オレンジと黒」が混ざった毛色になるには、X染色体が2本必要、すなわち♀メス猫!でなければ、そうはならないのです。


🧑‍🔬 オスのサビ猫もいるの?


ただ、ごくまれに、オスのサビ猫が生まれることもあります。でもこれは、染色体が「XXY」という特殊なパターンの場合で、ある種の染色体異常(クラインフェルター症候群)。自然界では3万匹に1匹とも言われています。


🐱 サビ猫の魅力って?


サビ猫は見た目が個性的なだけでなく、「賢くて、人に一途」と言われます(※もちろん個体差はあります)。


ちょっと不思議な模様と、独特の存在感。出会えたら、まさに「運命の猫」?!

花の木シェルターのサビ猫ちゃんに、ぜひ、会いにいらしてください!

保護猫カフェ Chaton(シャトン)の「エラ」ちゃん
保護猫カフェ Chaton(シャトン)の「エラ」ちゃん

2026年6月7日

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